itoh-imaginary0205のブログ

ゆかしい雑記物。はたまた備忘録。

「安倍首相」を眺める

(1)自民党に関連したお話です。

政治の基本から、「安倍首相」を眺めていきたいと思います。ブログなので普段通りリンク貼り付けたり、自由にやっていきます。いつも駄文ですが、読んでくれる方の何らかの刺激になれば幸いです笑

 

自民党と内閣の連結?】

内閣と衆議院の関係についておさらいします。当たり前ですが、衆議院の与党ー首相の関係は多数決で一貫しています。より具体的な図式に示すと、

 

有権者 → 与党 → 首相 → 内閣」

                                     (→の方向に選出)

本質的に考えると、多数決で決められた政党の党首が首相に変貌します。そして続投が矢印に沿って必然とすると、民意を「蓄えられているか」が必要です。

支持率をみますと、2017年の6月ー7月に逆転。その後は40%を分け合う状況です。内閣不支持が支持を上回った時期は2015年8月で、他は50%台で推移しています。不支持が急増する激しい変化もありません。

内閣支持率 | NHK選挙WEB

 

政権交代の視点からは、どうでしょう。以下は政権交代を野党から説明せず、内閣の支持率との関係性で示している記事です。
東京新聞:内閣支持率と獲得議席の関係 不支持6割で政権交代契機:政治(TOKYO Web)

 

政権交代に達する「6割以上」の内閣不支持がない限り安倍首相は続きます。裏を返せば、不支持で支持もしない層が漂流するほど首相に追い風になっているのでしょう。

首相の在任日数は2017年5月の時点で小泉政権を抜き、歴代5位を記録しました。【安倍政権考】在職日数歴代5位の安倍晋三首相 「1強」続けて新憲法施行? 高支持率維持の秘訣は… - 産経ニュース

 

これほど続いてきた安倍首相はどこで評価できるでしょうか。在任中の選挙「4回」を勝利に収めたので、今回の5回目の勝利で理屈を超えない信任を得ることになるでしょう。

解散権を行使した選挙を数えると、5回中2回で1つは2014年の消費税再引き上げの是非(2017年4月に10%)。もう1つは今回の幼児教育無償化に増税分に充てる是非(10%の使途)、となります。

「国難突破解散だ」 安倍首相が解散を表明。会見で何を語った?【全文】

 

今のところ、解散権で問われている信任ではなく、支持が落ち込まないうちに解散する「延命措置」のようです。(前のブログ記事でも参照。)

しかし、だからといってこの増税に関する選択は、有権者の党選択とリンクしているので全面的に否定しえないものとなってしまいます。

この結果、はじめに述べた矢印の特に「与党→首相」が弱体化している感じがします。

本質的な「与党→首相」の経路は、党や解散権など統制の権力、そしてポピュリズム的な話も加わります。後者のようなパーソナリティは、安倍首相のナショナリズム志向が特に挙げられます。前者の統制の権力を使いこなす場合では、首相の持続性が保障されるかわり、矢印が腐らない経路の活性化が必要です。それがないと、有権者委任の本質的なものの妥当性に及んで、首相の存在感に足るか?と感じる層が生じる気がします。

制度的に考えると、総裁任期=首相任期であるので、総裁任期延長がそのまま首相へと通用されていきます。確かに支障はない修正とも、例外者への対応案ともいえるのでしょう。

http://www.asahi.com/sp/articles/ASK353DVPK35UTFK001.html

 

しかし、対抗馬の見えない三期9年に疑念が残ります。制度的な補強が後継に必ず影響を与えると思います。どう判断するか勝手ですが、民意の即応性に乏しく、なし崩しみたいに首相を強化する方向に移っているように私は思えます。

派閥のように、党内部での首相交代機能がすでに衰退していると考えると、党のなかでアピールの場を設けるほかに、その人自身の力量が問われているのでしょう。

 

(参考・参照文献)

 

 

自民党―「一強」の実像 (中公新書)

自民党―「一強」の実像 (中公新書)

 

 

 安倍首相を透かして眺めました。

どうも、イメージ先行で書いているので、いつも通り噛み合わない乱文でした笑

そして、いつもイライラしているような批判ばかり浮かんでくるのはなんででしょうかね笑。政治の物足りなさから来るのでしょうか。

書いても際限がないので、この辺で終わりまふ。