itoh-imaginary0205のブログ

ゆかしい雑記物。はたまた備忘録。

夜の浅草寺

 

 

なかなか寺のライトアップは見たことなかったので、わたしにとっては貴重な経験でした。

 

f:id:itoh-imaginary0205:20171008012921j:image

 f:id:itoh-imaginary0205:20171008012932j:image

f:id:itoh-imaginary0205:20171008013008j:image

 f:id:itoh-imaginary0205:20171008013031j:image

 f:id:itoh-imaginary0205:20171008013203j:image

 f:id:itoh-imaginary0205:20171008013219j:image

 f:id:itoh-imaginary0205:20171008013242j:image

 

荘厳で静寂な世界が、ここにありました。

人も少なかったので、落ち着いた雰囲気を味わえるかと思います。出店はほとんど閉まっていますが、いくつか開いているお店もありました。

ぜひ、夜のお寺散歩を。

 

 

 

徒然に思うこと

連日のように希望や立憲民主党の報道やツイッターが流れてきます。

いかんせん、どこを指標にして投票すれば良いかが釈然としない。

憲法の改正の是非についても、なぜ長年ものあいだ「憲法」そのものが重要な争点に挙がるのでしょう。

学者ではないので、政治学的、歴史学的な視点はよく分かりません。ただ、たった数年おきの選挙のたびにこの争点を毎回持ち込んで、他の重要な短期的な争点を疎かに、隠されたり。なきにしろあらずではないでしょうか。それでも、その争点が解消して、より詳細な課題まで議論尽くされるのが漸進的で喜ばしいのですが。

たしかに、北朝鮮の問題がある手前、強く言えませんことは承知ですし、他方で森友学園の問題、加計学園の問題も短期的に見えつつも、どこかで変更を加えていかなくてはならないと感じます。

原発の問題についても、原発がもつ倫理的な側面、エネルギーの構造、開発の側面ともおそらく融合しています。

答えは沢山あって見つからないので、投票の最後になったら一点にしぼること、この最後の最後の「決断」が必要なのかなと淡々と思ってます。

 

小池百合子の変

(個人的な備忘録程度です。毎日新聞は登録していないので、表示がお願いになってますね。笑)

先日、希望の党が公認の一次候補を発表しました。

192名の候補の中から民進党出身議員が110名となりました。

会員登録のお願い - 毎日新聞

民進党側からは「苦難」、小池百合子氏からは「排除」の結果と考えられるでしょう。

http://m.huffingtonpost.jp/2017/10/03/kibou2_a_23230663/

関東中心の49の選挙区で公認が変わったとされているので、希望の党の意向が強く反映されているのでしょう。

希望、192人を1次公認 民進予定者から110人 - 2017衆議院選挙(衆院選):朝日新聞デジタル

ちなみに東京は25の選挙区があり、前回の2014年の衆院選は自公合わせて、22+1勝。残りは民進党の長妻氏と日本維新が1勝しています。

【衆院選】:衆院選2014:開票結果・速報:小選挙区・東京:選挙:読売新聞

このままでは野党は勝てないと踏んでのことだと思います。

 

新たな阻害要因も存在します。それは民進党から新たに結成された立憲民主党の存在です。彼らは、共産党との選挙協力に向かったので、希望とは一線を画します。現在公認の数は増えつつあります。

衆院選:立憲民主党、50人超擁立へ - 毎日新聞

 

こういった野党の全体の流れと、対して、与党の自民党の反応はどうなっているでしょうか。

安倍首相は希望の党が寄せ集めの「野合」であると批判し、政党ではなく、べつに「政策」の実現を訴えています。

会員登録のお願い - 毎日新聞

野党の一体性が解体されるなか、与党の批判は大きな痛手になると考えられます。

 

では、なぜこんなにも希望の党が報道され、注目だけが浴びるようになったのでしょうか。それは第3極ではない、政権選択選挙の期待があったことです。

衆院解散:希望、合流で対決へ 安倍政権問う総選挙 - 毎日新聞

それは小池百合子個人への期待が高すぎた部分もあります。テレビでは、ポピュリズム的な手法で抵抗勢力を作った小泉の再来と呼ばれていました。

小泉と明確に異なるのは、党の実質的な権力を握っているか否かです。

どれだけ2ショット写真にお金がかかっても、卓抜した知恵を持っていたとしても、知事である立場を変えない限り、単にポピュリスト。ポピュリズム政党とも異なるのは明確です。

都政と国政では25の選挙区、1ブロックに対して地域が違うのも明らかで、単に都政を良くするためだけでは動きません。

そして、最近の「刺客」という排除の流れは、小泉の時とは違和があります

民進党を飛び出して立憲民主党から出馬する前職には積極的に「刺客」を差し向ける一方、無所属で立候補する民進党出身の前職には公認候補者をぶつけることを見送るなど、戦略も浮き彫りになった。

【衆院選】希望の党公認、苦肉の調整 「地盤」「刺客」で悲喜こもごも 連合は候補者を個別に支援へ - 産経ニュース

立憲民主党を敵とみなして刺客を送るとは、つまり政権に対する抵抗勢力という意味はなくなっているのでしょう。排除は野党同士の低迷でしかありません。

このツイートが分かりやすい表現です。

 

希望は新党であり、立憲民主党という新党に喧嘩を売り、日本維新と共存するために働いているようです。

ここに自民党は出てきません。どこにも権力に対する脅威になってないのです。

 

公明党はどうでしょうか。

公明党の立候補予定者がいる選挙区には擁立が見送られた。小池氏の威光が強い東京では、小池氏とパイプがある自民党東京都連会長の鴨下一郎環境相の13区が埋まっていない。(同上)

 まず、都政で都民ファーストの会選挙協力によって新しい風に相乗り、自民党から離れたかのように報道されました。

公明党側は都民ファーストと政策の合意により、選挙協力をすることになっていました。

都議選候補を相互推薦 | ニュース | 公明党

都議選の議席を見ると、自民党は過去最低の23議席に失速しました。公示前は57です。一方の都民ファーストの会は55議席を獲得し逆転が実現します。公明党との協力もあって、過半数を超えます。

2017都議選:朝日新聞デジタル

 ですが、実際のところ公明党は協力をしてもしなくても、自民党議席は減ったとする見方もあります。

会員登録のお願い - 毎日新聞

ただ、国政の場面で、あくまで公明党を配慮する必要性はないでしょう。公明党は都政だけ政策面で支持したのです。

国政の場面で融通が利く新党は、政策面で臆せず分断していった方が良いのではと、これは個人的な意見です。

確かにすでに連立政権の持続性を残している公明党のほうが有利です。ですが、公明党に対してどうも中途半端ではないでしょうか。

 

 

 

 

 

 

然と。

 

書店に並ぶ小説を探していた。
私は小説を買うことが少ない。話題になって平積みされている本を眺め見るだけで満足する。
ミステリの小説を買おうかと、始めにあたりをつけていたが、いっこうに迷っていた。それは悪くも、私は何のために本を買うのか、という思いさえ浮かぶことになった。それでも、見どころがあって素晴らしいと思える小説に出会いたかった。
表題をみて、中も一部立ち読みして、を繰り返す。
時には、気持ちや時間がぐちゃぐちゃに潰れてくる。そんなこんなで、複雑な感情が漏れてくる。
ここで、頭を整理するためにスマートフォンを取り出した。思いついた望むフレーズを検索すれば、何でも出ると感じたのだ。
「小説」、「書(道)」の2つだけ。
結果は何も出てない。ネットで小説家になろうという宣伝や、著名だけれど、欲しい小説とは思えないものだった。おすすめ何選の類は初めから見ないで、頭から除外した。「書道」とは、書道家をモデルにした題材はないかと踏んだからだ。
単純にこれだけでは出るわけもないだろうと思いつつ、ふたたび棚を眺めようと決める。


この本は中身を見なかった。表題は

『神の値段』

決め手は、書いた人が美術館の学芸員であったこと。そして、ほとんど「誰も会ったことのない」芸術家、という背表紙のあらすじ。ここに、独創性を感じた。
数千とある小説からこの本を選ぶまで1時間は掛かったのではないだろうか。


買って翌日、早速読み進める。
どんどん進む。
あれ?この芸術家は、絵画でも油絵や水彩画を作品にしていない。
出てくるのは、筆と紙を使った抽象画。
しかも、墨や硯にも言及している。
私はこの瞬間に、大きな疑問をもった。

「なぜ、こうも書に関連するような小説に出会えたのだろうか。」

あの時の検索は、そうであったら良いという条件に含まれるが、けして「絶対」ではなかった。
「謎の芸術家」が、まさかの「書道」に繋がるなんて、夢にも思わない偶然だった。
いや、この繋がりは私が無理にこじつけた単なる必然だったのだろうか。
それでも皆目、理由が見当たらない。
あらゆる理由を探し続けた私は、その疲れのあまり、読みを中断しようと考えた。
電車のホームで立ち読みを一旦やめにし、ふいに顔を上げる。
眼前に広がる壁面の広告は、他でもない

「芸術」

展示会についての、しかもたった2文字が離れない。頭は思考を止めたのに、なぜ眼に映っているのか。
現実と同調しているのかと疑いたくなる。正直、背筋を凍らすほどでなかったが、目は見開いたまま、驚きを隠せない。
またしても偶然だったのだろうか。


ともかく、不可解な状態があるらしい。
そう直感で判断する。

 

 

神の値段 (宝島社文庫)

神の値段 (宝島社文庫)

 

 

 

都民の日

今日は10月1日、快晴。都民の日らしく、井の頭の自然文化園が無料とのこと。

さっそく、井の頭公園へ行ってきました。

 

f:id:itoh-imaginary0205:20171001143608j:image(正門前)

休日の家族連れが多くて、かなりの人が込み合ってました。あまり観ないアライグマやヤマネコを観られたので良かったです。

 

f:id:itoh-imaginary0205:20171001144044j:image[正門前の彫刻像]

私は人混みが苦手なので、そそくさと人の少なそうな彫刻の館へ。

AとBの2つの建物があり、片方で展示を開催していました。ここも自由に出入り可能で、案外気を張らずに入られました。

 

f:id:itoh-imaginary0205:20171001144409j:image(館の内部)

戦後からやってきた象の「 はな子」を題材に、観客とペアの写真集が並べられていました。はな子は昨年2016年に亡くなったそう。

また、飼育当時に書かれた日誌も展示していたので、なかなか見られない貴重な記録だと思います。

子供から親、その親の代まで愛されてきた思いが、写真を通してひしひしと伝わってきました。

 

その後、展示を見終えてから、付近を散策していたら、なにやら面白い像を見つけました。「英傑の日蓮」という名の彫刻像で、その鬼気迫る姿をご覧ください。

 

f:id:itoh-imaginary0205:20171001145502j:image f:id:itoh-imaginary0205:20171001145811j:image f:id:itoh-imaginary0205:20171001145838j:image

 

強烈な気迫を感じます。 3枚目の顔アップを待受に設定したら、身も心もガツンと強くなれそう。

こうやって人に向けて指を差してはいけませんよ、と思いますけどねw